以前から、ビル・パクストン(Bill Paxton)が結構、かなり好き。曰く『エイリアンとプレデター、両方に殺された男』。
この人のフィルモグラフィを見ると、キャメロン監督の盟友という理由もあってか、誰でも知ってる有名映画が目白押し。「エイリアン2」「プレデター2」「「アポロ13」「タイタニック」「ツイスター」「バーティカル・リミット」などなどなど。しかも時に主役、通常準主役級の出演作品多数。なのにどうも見た人の印象に残らないのが彼。某所では「ステルス俳優」と呼ばれている。名前は知ってても顔が思い出せない男。そして「出てたの?どこにいた?」と常に言われ続ける男、それがビル・パクストン。
かたや、最近私の心をがっちり掴んで放さない俳優ウィリアム・フィクナー(William Fichtner)。この人は主役での起用はほぼ無いに等しいが、例え脇役でも、出た映画全てにおいて観るものに強烈な印象を残す顔立ちをしている。だいたいは偏屈な奴とか変態とか変わり者とかを演じる場合が多いが、「ブラックホーク・ダウン」のデルタ隊員サンダーソン軍曹は当たり役だった。あれで知名度と好感度が数パーセント向上したに違いない。が、やっぱり名前を言っても「誰それ?」だけど、写真を見せると「見たことある!」と言われる男、それがウィリアム・フィクナー。